脊柱管狭窄症とは?
脊柱管狭窄症とはどういう状態をいうの?
テレビや雑誌でよく取り上げられる脊柱菅狭窄症
最近は、健康雑誌やテレビの健康番組でも脊柱管狭窄症という言葉はよく取り上げられているので見たり、聞いたりした事がある人も多いのではないでしょうか?
- 腰痛や下肢のしびれ
- 足の裏の違和感、何かが張り付いた感じ
- 距離を歩くと途中で休まないと歩けなくなり、座って休むとまた歩ける
このような事が慢性化してる場合、脊柱管狭窄症の可能性があるかもしれません。
ただ、この脊柱菅狭窄症がどのような状態を指しているのかを正しく理解している人は少ないと思いますので、簡単に説明していきますね。
背骨は脊髄を通すホースみたいなイメージ
人間の背骨は、「椎骨」という小さな骨がたくさん積み重なるようにして、1つの背骨を形成しています。
そして、その「椎骨」という積み木の真ん中には「椎孔」という大きな穴が空いています。
その「椎孔」が縦に積み重なるようにして、1つの管のようになっています。
これを「脊柱管」といいます。そして、この「脊柱管」の中には、「脊髄」と呼ばれる「神経の本幹」が背骨の上から下まで通っています。
脊髄を通す管が部分的に狭くなること
そして、この脊髄を通している「脊柱管」が、上から下までのある部分で、狭くなってしまい中を通っている脊髄を圧迫してしまう状態を「脊柱管狭窄症」といいます。
この状態になる原因にはいろいろな原因があります。
脊柱菅狭窄症の特徴は?
長期間かけて負担がかかり背骨の部分的な変形が起こるもの
「脊柱菅狭窄症」の原因にはいろいろあります。
腰椎分離すべり症によるもの、長期間に渡って腰部に負担をかけ続けた結果として、背骨の構造の変形や背骨にある靭帯が骨のように固くなる事などが原因として上げられます。
あらわれる症状で最も特徴的なのは「間欠性跛行」
脊柱管狭窄症になる事で、現れる特徴的な症状としては、腰痛や下肢のしびれ、足の裏の違和感、排尿や排便がうまくできなくなる膀胱直腸障害などがあります。
中でも一番特徴的なのは、「間欠性跛行(かんけつけいはこう)」と呼ばれるもので、短時間短い距離を歩くと足に痛みやしびれが生じて、休まないといけなくなり、腰を少し丸めて休むとまた普通に歩けるようになるという状態です。
腰を反ると痛み、腰を丸めると楽
脊柱管狭窄症に現れる腰痛の特徴としては、身体を後ろへ反る動きで痛みが強く現れます。
逆に少し身体を丸める姿勢を取ると楽という特徴があります。
また、発生しやすい年齢は50歳以上で、男性に多く見られるとされています。
脊柱管狭窄症になったらどうすればいいの?
長い間負担をかけ続けた結果として起こる
先程もいいましたように、短期間でこの状態になるものではありません。
何十年も同じ部分に負担をかけ続けた結果として、「骨の変形や、靭帯の骨化」がじわじわ起こってきて、脊柱管が狭くなり神経を圧迫して痛みにつながっています。
骨の変形や靭帯の骨化が進行していて狭くなる度合いが大きい場合は手術が行われることも多いのが事実です。
今よりも悪化させず手術になるのを避けるという考えが重要
状態として進行している場合は、なかなか整体などで結果は出にくくなります。
ただし、そこまで進行はしていなくて、症状的にもひどくはない場合は、それよりも進行させないという考え方が非常に重要になります。
おか鍼灸整体院で、脊柱管狭窄症の人に必ずアドバイスするのポイントとしては、整体での施術に加えて、自宅での悪い姿勢の修正や、背骨を安定させるためのエクササイズを根気よく習慣化することなどをお伝えさせていただいております。
脊柱菅狭窄症で、これ以上悪化させたくない、なるべく手術になるのを防止したいという事でお悩みの方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談くださいね。