整体で効果を出していくための適切な刺激の強さとは?
強い程、長い時間程よく効くは嘘!
おか鍼灸整体院に来院される患者さんの中にも、一定の割合で「刺激が強い方が効く!長い方が効く!」という固定観念を持っている人がいらっしゃいます。
専門家の立場から説明しますと、まず、強い刺激、長い時間の刺激というのは、かなり悪化のリスクが高くなります。
よくある失敗パターンとして、「慢性的に腰痛なので、どうしても我慢できなくなったときだけ、90分のマッサージにいきます。そこで強く揉んでもらって、その時は楽になるんですけど、すぐに戻ります」というパターンです。
心当たりのある方も多いのではないでしょうか?このパターンには、大きく分けると3つの間違いがあります。
間違えの3つのパターン
間違え① 1回で痛みだけなんとかしてというパターン
まず1つめは、慢性的な腰痛は、我慢できなくなったときだけ施術を受けても良くなる可能性は低いです。慢性的な痛みほど、計画的に施術をしていかないと、まず良くなることはありません。
間違え② 長く施術しすぎて悪化するパターン
2つめは、時間の問題です。90分マッサージとか、120分マッサージというメニューをマッサージ屋さんでよく目にしますが、そんなに長くマッサージして何の効果があるんでしょうね。
腰痛などの痛みが出ている時に、そんなに長い時間刺激を与え続けると必ず悪化します!
正直それだけ長く一度にマッサージする位なら、10分づつ、毎日受けた方が、よっぽど体のメンテナンス効果は上がると思います。
間違え③ 強く刺激しすぎて悪化するパターン
最後の3つめは、強さの問題です。これに関しては体の状態によって考え方は多少変化しますが、強い刺激でないと効果が無いという発想はとても危険です。
実際に、他院で強い刺激を与えてはいけない体の状態の患者さまが、強いマッサージや、強いボキボキいわせる矯正を受けて体を壊して、当院に来た人を何人も見てきました。
体の治療という意味合いなら、ソフトな力でも充分に効果はでますし、特に腰痛などの不調が出ているときは、ソフトで安全な方がいいわです。
例えて言うなら、風邪を引いた時に、早くなおしたいから、薬を決められた量の3倍飲もうと思いますか?そんなことしたら、副作用でよけい悪くなってしまいます。強い刺激の施術はこのようなイメージを持ってください。リスクが大きいですよ。
今回は整体と、強度の説明をしてきました。もし分からないことがありましたら、おか鍼灸整体院までお気軽にご相談くださいね。